2023年4月から第14次労働災害防止計画が始まります ~安全衛生対策にDXの活用を!~|厚生労働省

 今般、「第14次労働災害防止計画」が策定され、厚生労働省労働基準局長より【別紙1】のとおり、「第14次労働災害防止計画の推進について」通達が発出されました。

 これまで13次にわたる労働災害防止計画により、労働現場における安全衛生の水準は大幅に改善してきています。

 一方で、近年の状況を見ると死亡災害は減少しているものの、休業4日以上の死傷災害は、ここ数年増加傾向にあります。また、高年齢労働者の労働災害増加や、中小事業場における労働災害の発生が顕著であることに加え、働き方改革への対応やメンタルヘルス不調など、労働者の健康保持増進に関する課題は多様化しております。

 このような状況を踏まえ、第14次労働災害防止計画は、労働災害を少しでも減らし安心して健康に働くことができる職場の実現に向け、関係者が目指す目標や重点的に取り組むべき事項を定めた中期計画であり、併せて、厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課長より【別紙2】のとおり、「第14次労働災害防止計画に基づく「安全衛生対策におけるDXの推進」について」が発出されました。

 各事業者では、本計画の趣旨をご理解いただき、第14次労働災害防止計画の推進に取り組んでいただきますようお願いするとともに、本計画に基づく安全衛生対策において、デジタル技術(ウェアラブル端末、VR(バーチャル・リアリティ)やAI等)を積極的に活用した取り組みを推進していただきますよう、お願い申し上げます。