厚生労働省青森労働局から、個人事業者等の健康管理に関するガイドラインの策定について通知がありましたのでお知らせします。
標題につきまして、別添のとおり令和6年5月28日付け基発0528第1号をもって厚生労働省労働基準局長から通達があったところです。
「個人事業者等の健康管理に関するガイドライン」は、個人事業者等が健康に就業するために、個人事業者等が自身で行うべき事項、個人事業者等に仕事を注文する注文者等が行うべき事項や配慮すべき事項等を周知し、それぞれの立場での自主的な取組の実施を促すことを目的としています。
詳細は下記リンク先をご確認ください。
令和5年の青森労働局管内における熱中症に係る労働災害発生状況は、医療機関を受診した方は184人で、令和4年の43人に比べ4倍以上となっており、業種別では建設業が全体の約4割を占めているほか、製造業、道路貨物運送業、警備業、畜産業、商業など業種にかかわらず発生しています。
また、発生場所も工事現場や事業場敷地内などの屋外に限らず、工場内や倉庫内などの屋内でも発生し、8月に発生した事案が全体の3分の2、7月を加えると全体の9割を占めている状況です。さらに、若年者から高齢者まで幅広い年齢層で発生し、その中には、休憩中や帰宅後に症状が出現、増悪した事案も見受けられます。
これらの状況を踏まえ、青森労働局において、令和6年度は準備を含め6月から9月までを取組期間、8月を重点月間として、令和6年「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施します。
熱中症リスクがあるすべての事業場では、特に次の事項に重点を置き、職場における熱中症予防対策の徹底を図りましょう。 ① 暑さ指数(WBGT)の把握とその値に応じた熱中症予防対策を適切に実施すること ② 作業を管理する者及び労働者に対してあらかじめ労働衛生教育を行うこと ③ 糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病を有する者に対して医師等の意見を踏まえた配慮を行うこと |
下記リンク先もあわせてご確認ください。
国土交通省では、平成28 年度より毎年度、運送事業者等の今後の事故防止対策の参考となるよう「プロドライバーの健康管理・労務管理の向上による事故防止に関するセミナー」を開催してきました。
本年度につきましては、健康起因事故防止のための取組や過労運転防止のための取組に加えて、未だ発生する飲酒運転事故対策についても、有識者、関係企業及び国土交通省より紹介する、事業用自動車の運転者の飲酒運転防止及び健康や過労に起因する事故を防止するため運送事業者等を対象としたセミナーを下記のとおり開催します。
運送事業者等の皆様に是非このセミナーにご参加いただき、今後の事故防止対策の参考にしていただければ幸いです。
1. 開催日時 : 令和6年2月22日(木) 10:00~15:30
第1部:飲酒運転防止セミナー 10:00~12:00
第2部:健康管理・労務管理セミナー 13:05~15:30
2. 開催形式 : 対面(会場)及びWEB開催
3. その他 : 対面開催場所、プログラム、申込方法等については、下記をご確認ください。
青森労働局より、時間外労働の上限規制の適用を令和6年4月1日に控えている「物流・輸送業」に特化した、治療と仕事の両立支援の促進を図る、「治療と仕事の両立支援」オンラインセミナーの案内がありましたので、お知らせいたします。
「治療と仕事の両立支援」は、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事のために治療機会を逃したり、又は治療のために職業生活の継続を妨げられることがないように、適切な治療を受けながら働き続けられる社会を目指す取組です。
1.日時
2月26日(月)14:30〜16:00
2.内容
事例発表・パネルディスカッション
3.登壇者
【ファシリテーター】
○株式会社i・OH研究所
代表取締役 福本 正勝 氏
【パネリスト】
○独立行政法人労働者健康安全機構
宮城産業保健総合支援センター
産業保健相談員 富樫 敦子 氏 【宮城】
○有限会社宮窪総合運送
代表取締役 千夢(専務) 松山 一志 氏 【愛媛】
○日鉄物流株式会社東日本支店
安全環境防災部 鹿島安全環境防災課
保健師 大輪 美喜 氏 【茨城】
4.参加方法
参加無料・お申込みは不要です。開催日が近づきましたら、下記ポータルサイト内に参加URLが表示されますので、当日そのURLをクリックしご参加ください。
※ 後日アーカイブ配信も予定しておりますので、当日のご視聴が難しい場合はアーカイブ配信をご利用ください。
【参考リーフレット】
![](http://www.aotokyo.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/1ae64b1d04b7e93bc2882d33e01f58ec-212x300.jpg)
アルコール健康障害対策基本法(平成25 年法律第109 号)において、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、毎年11 月10 日から11 月16 日までを「アルコール関連問題啓発週間」と定められております。
依存症に関する関する情報はこちらをご覧ください。
![](http://www.aotokyo.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/10/231003_01.png)
令和5年度アルコール関連問題啓発ポスター ダウンロード
今般、厚生労働省において、全国の職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)を取りまとめたところ、7月までの死傷者数計(死者・休業4日以上)が過去2番目の多さとなり、特に7月単月では最多となっております。
例年8月は死傷災害の発生件数が最多となっており、向こう1か月の季節予報では平均気温が平年より高い見込みと予想されており、対策に万全を期すことが重要です。
各事業場では、職場における熱中症予防基本対策要綱の策定について(令和3年4月20日付け基発0420第3号)及びSTOP!熱中症クールワークキャンペーン(令和5年3月3日付け基安発0303第1号)に基づいて、熱中症予防対策の徹底をお願いします。
特に、暑さ指数(WBGT)を把握、活用して、必要に応じて作業の中断等を徹底することや、異常を認めたときは、躊躇なく救急隊を要請することなど、状況に応じた熱中症予防対応の実施について、一層の取組を進めていただくよう、お願い申し上げます。
職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)
| 1~5月 | 6月 | 7月 | 7月末までの累積数 |
令和5年 | 22(0) | 45(0) | 148(11) | 215(11) |
令和4年 | 18(0) | 118(5) | 116(8) | 252(13) |
令和3年 | 9(1) | 26(0) | 55(2) | 90(3) |
令和2年 | 14(1) | 57(0) | 22(2) | 93(3) |
令和元年 | 28(0) | 24(0) | 20(7) | 72(7) |
※都道府県労働局が把握した、休業4日以上の死傷者数(括弧内は死亡者数)
既に気温の高い時期を迎えております中 、熱中症を予防するなど 運転者の 体調管理に万全を期すことにより、輸送の安全を確保することが重要です。
事業者のみなさまにおかれましては、特に下記の点に留意し、運転者の体調管理を徹底していただきますようお願いいたします。
1.始業点呼時に運転者の健康状態を確実に把握するとともに、運転者に対して運行中に体調の異変を感じた時に、無理に運行を続けると非常に危険であることを理解させ、運行中に体調の異常を少しでも感じた場合、速やかに営業所に連絡する等の指導を徹底すること。
2.脱帽をはじめとする一層のクールビズの取組を進めるとともに、こまめな水分・塩分補給を指導する等 、 運転者が乗務しやすい環境を確保すること。
(参考)
昨年度、全国の職場における熱中症で、死亡を含む休業4日以上の死傷者は805人、うち死亡者は28人発生しており、「休ませて様子を見ていたところ容態が急変した」、「倒れているところを発見された」など、熱中症発症時・緊急時の措置が適切になされていなかった事例が報告されています。
入職直後や夏季休暇明けで明らかに暑熱順化が不十分とみられる事例、WBGT値を実測せず、その結果としてWBGT基準値に応じた必要な措置が講じられていなかった事例等も見られています。
青森労働局管内では、熱中症により医療機関で療養を要した事案が建設業を中心に43件発生しており、また、過去には死亡災害も発生しています。
各事業所では、夏季を中心に「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を展開し、職場での熱中症予防に取り組んでいただきます様、お願いいたします。
各事業場における重点実施事項
キャンペーン期間中(令和5年5月1日~9月30日)
・WBGT値の把握と評価
・作業環境管理
・作業管理
・健康管理
・異常時の措置
重点取組期間中(令和4年7月の1ヶ月間)
・作業環境管理
・作業管理
・異常時の措置
中央労働災害防止協会において作成され、広く活用されている「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」等が改正されたことを踏まえ、厚生労働省 労働基準局 安全衛生部 労働衛生課長より「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」等の周知について、通達が発出されました。
今般、最新の知見等を踏まえ、労働者チェックリスト等について新たに項目の追加等の見直しを行い、食欲、睡眠、勤務間インターバルに関する項目を追加する等の改正が行われました。
つきましては、本チェックリスト等を活用し、働く人の健康管理が適正に行われるようお願いいたします。